札幌弁護士.com 前田尚一法律事務所がお届けする『知っ得法律情報』-vol.84-
弁護士の愉(たの)しみ|弁護士の本音を知る方法
■弁護士の仕事
「弁護士の仕事」・・・連想ゲームの出題です。「裁判」,「刑事事件」,「離婚」,「相続」,「自己破産」,「医療過誤」といったところで大方が占められてしまうかもしれません。
ところがさにあらず。
弁護士の職域はもっともっと広いのです。不動産取引はもとより,都市再開発,知的所有権(特許・商標・・・),M&A,株式上場,PL,独禁法,個人の財産管理,企業の蘇生,労使関係・・・。
札幌弁護士会のキャッチフレーズである
『暮らしと事業の身近なコンサルタント』という表現は正鵠(せいこく)を得ているところです。
そして,私の『愉しみ』は,広い領域の中での『人との出会い』です。多種多様な職種の人と会い,「先生,実はね・・・。」等と,業界の仕組み,業界固有の慣行等々をおうかがいするとわくわくしてしまいます。
“一枚の土地”、“取り纏
(まと)め”、“養生”、“現寸
(げんすん)検査”、“野縁
(のぶち)”、“マル保”、“マル営”、“COM”、“睨み
(にらみ)融資”、“担保見合い”、“カガミ”、“巻く”、“B勘”等々,その業種の人であれば当たり前の業界用語・俗語の類を教えていただき,何故そのような用語類ができたかを考えながら,『またひとつ利口になったな!!』という毎日です。
このような中で,法的観点をとりあえず捨象(しゃしょう)して,事態を観察するとき,別の切り口を見つけることさえあります。
そのようなとき,弁護士の仕事は,依頼者(クライアント)との協働作業であると実感します。
そして,弁護士の活動範囲はまさに『世の中の縮図』です。
弁護士は『法律』ができて当たり前,まだ勉強しなければならない”
最後は自戒の弁で終わらせていただきます。
弁護士 前田 尚一(まえだ しょういち)
前田尚一法律事務所 代表
北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校・北海道大学法学部卒。
さまざまな訴訟に取り組むとともに、顧問弁護士としては直接自分自身で常時30社を超える企業を担当しながら、弁護士として30年を超える経験、実績を積んできました。
交通事故、離婚、相続、債務整理・過払い金請求といった個人の法律問題に加え、労務・労働事件、クレーム対応、債権回収、契約書ほか企業法務全般も取り扱っています。
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