頼りになる弁護士の見分け方・頼み方:札幌の弁護士が対応・心構えを相談・アドバイス - 札幌の弁護士|前田尚一法律事務所
頼りになる弁護士の見分け方・頼み方:札幌の弁護士が対応・心構えを相談・アドバイス - 札幌の弁護士|前田尚一法律事務所
書棚からロッカーに移動されたままの本を整理していた今日(2021年1月28日),荒木和男『頼りになる弁護士の見分け方・頼み方』(2007年,草思社)が出てきました。
2007年3月2日第1刷発行の本ですが,アマゾン: Amazonのサイトで検索してみると,中古品など出品者の販売商品ではなく,Amazon販売の商品として販売されれいます。
弁護士が著者である一般向け本はもちろん,専門書であっても,この時期に出版された書籍は既に廃版になっているものも多いので,ビックリです。
ちなみに,現在,公職選挙法違反の買収の罪で起訴された衆議院議員・元法務大臣河井克行の著作で,「とんでもないことが法曹界で起きている。法曹人口の粗製濫造―「法科大学院」と「年間3000人増員計画」により大混乱する日本の司法に物申す。」と論じた『司法の崩壊』 (PHP研究所)が出版されたのは2008年でした。
『頼りになる弁護士の見分け方・頼み方』の表紙のリード部分には,次のように書かれています。
試験制度の改定により,
毎年500人ぐらいだった司法修習生が
2500人ぐらいになろうとしている。
1万人ぐらいだった弁護士の数はいずれ
5万人になる日も遠くない。
法律によって係争を解決しようとする傾向はますます強くなるだろう。
そんななか,どんな弁護士を選べばよいかというのは重要な
問題である。この本ではベテラン弁護士の見分け方と
弁護士業についての知られざる内情を披瀝してもらった。
その後の現実を見るべく,公表されているこの日の最新データは,日本弁護士連合会(日弁連)のHPの「日弁連の会員」のページを確認すると次のとおりでした。
2021年1月1日現在の会員数
弁護士会 52会
弁護士 43,238名(うち女性8,334名)
弁護士法人 1,353法人
準会員 0名
沖縄特別会員 6名
外国法事務弁護士 442名
外国法事務弁護士法人 8法人
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で実施が遅れた令和2年司法試験の合格者が,令和3年1月20日発表されました。
政府が目標としている1500人を初めて下回ったとのこと(なお,政府が平成14年3月閣議決定した「司法制度改革推進計画」では,司法試験合格者数を平成22年頃には年間3000人程度とするとし,合格者数は平成20年2065人まで増加しましたが,政府は,平成27年6月,合格者数を年間1500 人程度を目指すと表明しました。)。
しかし,それでも合格者は1450人。合格率は何と39.16%です(新司法試験が導入された2006年の合格率はさらに高率で48.2%。ちなみに500人時代の合格率は2%前後でした。)。
弁護士 前田 尚一(まえだ しょういち)
前田尚一法律事務所 代表
北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校・北海道大学法学部卒。
さまざまな訴訟に取り組むとともに、顧問弁護士としては直接自分自身で常時30社を超える企業を担当しながら、弁護士として30年を超える経験、実績を積んできました。
交通事故、離婚、相続、債務整理・過払い金請求といった個人の法律問題に加え、労務・労働事件、クレーム対応、債権回収、契約書ほか企業法務全般も取り扱っています。
前田法律事務所
〒060-0061
札幌市中央区南1条西11-1
コンチネンタルビル9階
地下鉄東西線「西11丁目駅」
2番出口徒歩45秒
HBC・北海道放送 北のビジネス
最前線に出演いたしました。