観光巡りの途中、現地の人に取り囲まれたお話を書きます。
グローバル ユース ビューロー主催の旅行で、添乗員の小口圭祐氏にはとても行き届いた対応をしていただきました。
トルコで観光地を回っていたところ、現地の方から一緒に写真を撮らせてと頼まれました。
以前、パリのオペラ座の前で写真をとってもらったら、お金を請求されたという嫌な想い出があり、一旦断ったのですが、女房が普通そうだから応じてあげればと言うのです。
結局、一緒に写真をとりました。せっかくですので、向こう向こうで奥さんらしい人に、こちらは女房にそれぞれ撮ってもらったのでした(なお、以下の写真はすべて、ダブルクリックすると、でかくなります。)。
撮った後、何故、一緒に撮らせてくれといわれたのだろうと言うと、
女房は、「同じような体型だからじゃない?!」、「デブ専とか、デブフェチじゃない?!」などと酷いことをいうのです。
そうこうしていると、今度は、若い女性2人が、一緒にに写真を撮らせてくれ、と頼んできたのです。決して、私と同じような体型ではないのです。
とても不思議に思っていると、
小口氏が答えをくれました。
何と、私がトルコの元大統領に似ているからだ、とのことなのです。
私共がトルコに到着した途端、現地トルコ人添乗員氏が、「そっくりだ!!」と言ったというのです。
また、若い女性が一緒にに写真を撮らせてくれ、と頼んできたのです。
今度も、もちろん私と同じような体型ではありません。
理由がわかっていたので、すぐに応じたところ、彼女は、回りから友達を集め、団体写真となりました。
最後にもう一発。今度は、遠足に来ていた小学生らに頼まれました。小学生たちは、誰が私のとなりになるか、喧嘩しています。残念ながら、途中で、先生から「バスに戻れ!!」という厳しい命令があり、こちらは記念写真を残し損ねました。
旅行中、いきなり振り向いて指を刺す人も何人かおりました。
小口氏は、夕食時に、持参のアイパッドで、大統領の写真を見せてくれました。
トゥルグト・オザル(Halil Turgut Özal)氏とのこと。
私は、最初は似ていないと言い張っておりましたが、翌日、何事も行き届いた小口氏がウィキペディアを見せてくれました。
首相に就任した後(1983年12月13日-1989年10月31日)、大統領を務め(1989年11月9日-1993年4月17日 その在任中に心臓発作で死去(享年満65歳))、約10年間の長期政権を実現した政治家。
功績を見ていると、だんだん似ているように思えてきました。
ウィキペディアによると
1980年の軍事クーデタの後、祖国党を率いて首相に就任。政党の離合集散が激しいトルコ政局にあって、約10年間の長期政権を実現した。経済政策の専門家として、トルコ経済の自由化を推進したほか、国是である政教分離原則を緩和し、トルコにおけるイスラームの復興現象にも影響を与えたとのことでした。
(ウィキペディアから借用)
実に勝手なものです。
追伸
長期政権とはいえ18年も前に亡くなった大統領。
それなのに小学生でも知っており、隣で写真撮影したがるというのだから、本当に凄い人だったのでしょう。
同じころ辞めた我が国の総理といえば、宮澤喜一氏。日本の小学生は知っているかな?
十数年後に、菅直人首相(当時)のそっくりさんが歩いていたら、どう対応されるだろう。
無視されるのか、ボコボコにされるのか。少なくとも、一緒に写真を写して欲しいなどとは言われないだろう。