「元東北大准教授の請求棄却」・定番の法律問題【雇止め】 - 札幌の弁護士|前田尚一法律事務所
「元東北大准教授の請求棄却」・定番の法律問題【雇止め】 - 札幌の弁護士|前田尚一法律事務所
「元東北大准教授の請求棄却」
2020.05.28「秋田魁新報」朝刊
非正規職員の「雇止め」に関する仙台地裁の事件です。
弁護士らから,「派遣」・「解雇」・「雇止め」・「内定者」の取扱いが,コロナウイルス感染拡大に伴う労務問題として提示されてきましたが,この問題,コロナウイルス感染拡大に限らず,定番の労務問題。
この事件も,もちろんコロナウイルス感染拡大とは無関係に発生したもの。
これから,コロナ収束後の場面の問題として対応が要求されることが大きくなりそうな問題です。
しかし,「定番」の問題であることを理解しておかないと,大変なことになりそうです。
(記事引用)
元東北大准教授の請求棄却 東北大(仙台市)の非正規職員だった元准教授の男性が、予算の制約などを理由に2018年3月で雇い止めされたのは不当として、大学に地位確認を求めた訴訟の判決で、仙台地裁は27日、請求を棄却した。
男性は「大学から契約期間の上限に関する説明がない中、再更新のない労働契約を結ばざるを得なかった」と主張。中島基至裁判長は判決理由で「所属先への国の補助金がなくなり人員整理が予見できた上、所属長が『契約更新できない』と口頭で説明していた。労働条件通知書にも明記されていた」と退けた。
(引用終わり)
ちなみに,「東北大学職員組合」のHPを見ると,……。
⇒ http://www.tohokudai-kumiai.org/
ところで,全くかんけいありませんが,こんなことも。
《コロナ困窮者を狙う悪質な手口 「給料の前借り」“超高金利”な手数料のワナ》
⇒ https://news.yahoo.co.jp/articles/d57ea6cc46dcf69761e218b97aceba28db512fa9
弁護士 前田 尚一(まえだ しょういち)
前田尚一法律事務所 代表
北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校・北海道大学法学部卒。
さまざまな訴訟に取り組むとともに、顧問弁護士としては直接自分自身で常時30社を超える企業を担当しながら、弁護士として30年を超える経験、実績を積んできました。
交通事故、離婚、相続、債務整理・過払い金請求といった個人の法律問題に加え、労務・労働事件、クレーム対応、債権回収、契約書ほか企業法務全般も取り扱っています。
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