医療機関トラブル対応メモ - 札幌の弁護士|前田尚一法律事務所
医療機関トラブル対応メモ - 札幌の弁護士|前田尚一法律事務所
*本稿は、「東区・北区生活習慣病セミナー・アステラス製薬株式会社の共催のセミナー」(2010年3月9日) のレジュメです。
当時の医療機関を取り巻く問題意識と資料的価値を考慮し、そのまま残しています。
その後、応招義務に関する行政上の整理、個人情報保護制度、医療事故への対応、職場のハラスメント、サイバーセキュリティ、生成AIの利用など、医療機関が検討すべき問題は大きく変化しました。
現在の制度と実務環境を踏まえ、医療機関のコンプライアンスを「法令遵守」だけでなく「組織として判断する仕組み」という観点から整理した新しい記事は、次のページをご覧ください(2026年9月記)。
→ 医療機関のコンプライアンスとは何か
――法令遵守だけでは防げない組織リスクと判断体制
|企業価値を高めるためにコンプライアンスに取り組む
*病院等の立場から*
「
1 トラブルの性格の把握
ー 医療過誤その他本来的ミスにあたるのかどうか:実態究明
① 医療過誤的要素(行為、因果関係、結果)
*結果に結びつかないが、行為自体の医療過誤もある
② 感情:プロフェッショナルに対する信頼の崩壊
③ 言い掛かり:ディープ・ポケット
2 解決策の設定
* 病院の名誉(評判)+病院の負担
① 金銭的要素
② 謝罪的要素
3 対応方法の決定:プロセス・対応手段の決定
* 客観的事実の説明+感情的要素の沈下+解決策
(1) プロセス
① ステップ移行の時期
② どの段階で何をするか。
(2) 対応手段
ア 病院内:責任回避、不誠実とみられることが最大の阻害要因
(ア) 担当者
① 院長
② 医療担当者:客観的事実の説明
③ 事務担当者:解決策
* 一般のトラブルでは、最高責任者が対応することはほとんどないが、医療トラブルの場合は、プロフェッショナルへの信頼の崩壊・感情要因の高さという要素がつきまとう点に特殊性がある。
(イ) 接触方法:来てもらう、行く、手紙、電話
イ 病院外:弁護士、医師会、保険、裁判所・・・
* 参謀的に協力を得るか、全面的に任せるか。
前田法律事務所
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