交通事故 医療費トラブル 「健康保険は使え ません」と言われたら - 札幌の弁護士|前田尚一法律事務所
交通事故 医療費トラブル 「健康保険は使え ません」と言われたら - 札幌の弁護士|前田尚一法律事務所
交通事故にあってしまった時・・治療費のトラブルの原因は保険会社だけではありません。
被害者が知らないところで医療機関が納得できない運用をしている場合もあるのです。
随分前になりますが,私の妻が運転する車が信号待ちで停止中に、後ろから減速しないままの車に衝突されたことがあります。
幸い、救急車を呼ぶような状況ではなかったのですが,念のため病院に行きました。そして、検査などを終え、支払いをしようとすると「健康保険は使えません」と言われた,というのです。
これは,とんでもない大間違いというか「ウソ」です。例外はあるとしても,多くの場合,保険診療を受けられます。
健康保険を使わない自由診療であれば,同じ治療でも治療費を倍以上にできます。
つまり,病院としては自由診療としたくなるわけです。中には、受付の担当者も本当に健康保険は使えないと思い込んでいる(思い込まされている?)こともあるようです。
被害者は通常,しばらくは保険会社から病院に直接治療費が支払われており,その内訳を気にしていませんが,例えば任意保険に入っていないがために足が出たり,被害者にも過失がある場合には,せっかく得た賠償額手取り分が,高額な自由診療により激減してしまうのです。
詳しくは,前記の『治療費打ち切り通告を受けた時の対処法』の記事をご覧ください。
交通事故に遭わされると,加害者や保険会社ばかりか、病院との間でもトラブルとなり得ることを考えると,やはり「知らない」ということは大変なことですね。
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弁護士 前田 尚一(まえだ しょういち)
前田尚一法律事務所 代表
北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校・北海道大学法学部卒。
さまざまな訴訟に取り組むとともに、顧問弁護士としては直接自分自身で常時30社を超える企業を担当しながら、弁護士として30年を超える経験、実績を積んできました。
交通事故、離婚、相続、債務整理・過払い金請求といった個人の法律問題に加え、労務・労働事件、クレーム対応、債権回収、契約書ほか企業法務全般も取り扱っています。
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