未払い残業代請求のリスクと対応策を徹底解説 - 札幌の弁護士|前田尚一法律事務所
未払い残業代請求のリスクと対応策を徹底解説 - 札幌の弁護士|前田尚一法律事務所
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従業員から「未払い残業代」を請求された場合、企業にとって大きな経済的リスクになるだけでなく、経営者としての信頼にも影響を与えかねません。特に、近年は労働者の権利意識が高まり、弁護士が関与する残業代請求が増加しています。適切な対応を取らなければ、会社の存続に関わる深刻な問題となる可能性があります。
未払い残業代は、通常の賃金に加えて25%以上の割増賃金が必要です。また、裁判になれば損害遅延金(5~14.6%)や同額の付加金の支払いが命じられることもあります。これにより、支払額は膨らみ、中小企業では数百万円から数千万円に達するケースも珍しくありません。
例えば、日本マクドナルドの「名ばかり管理職」問題では、店長に対する残業代未払いが違法と判断され、多額の支払いが命じられました。また、添乗員がみなし労働時間制の適用外とされ、約2300万円の未払い残業代が認められた事例もあります。このように、裁判所は企業の主張を退け、労働者側の主張を認める傾向があります。
未払い残業代請求を受けた際、以下のような主張をする企業が多いですが、裁判ではほとんど通用しません:
これらの主張が認められない背景には、労働基準法の厳格な規定があるためです。従業員の同意書があっても無効とされる場合が多いため、適切な対応が求められます。
未払い残業代請求への対応には、専門家のサポートが不可欠です。適切な労働時間管理や就業規則の整備、タイムカードの徹底など、未然防止の対策を講じることが重要です。また、紛争が発生した場合には、早期に弁護士に相談し、適切な対応方針を立てる必要があります。
当事務所では、企業経営における労務問題の解決をサポートしています。具体的には、以下のようなサービスを提供しています:
未払い残業代請求は企業にとって大きな負担となりますが、適切な対応を行えばリスクを最小限に抑えることが可能です。当事務所では、豊富な経験と実績を活かし、個々の企業に合わせた解決策を提案します。
労働問題は時間との勝負です。迅速に行動し、トラブルを未然に防ぎましょう。初回のご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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弁護士 前田 尚一(まえだ しょういち)
前田尚一法律事務所 代表
北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校・北海道大学法学部卒。
さまざまな訴訟に取り組むとともに、顧問弁護士としては直接自分自身で常時30社を超える企業を担当しながら、弁護士として30年を超える経験、実績を積んできました。
交通事故、離婚、相続、債務整理・過払い金請求といった個人の法律問題に加え、労務・労働事件、クレーム対応、債権回収、契約書ほか企業法務全般も取り扱っています。
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