パック旅行トラブル|「看板に偽り」 | 札幌の弁護士なら「前田尚一(まえだしょういち)法律事務所」

パック旅行トラブル|「看板に偽り」

Close

札幌弁護士.com  前田尚一法律事務所がお届けする『知っ得法律情報』-vol.77-

「看板に偽り」パック旅行

ゴールデンウイークに、夫と国外旅行に行きました。
 国内旅行会社のパック旅行でしたが、前から行きたかった美術館がコースにあり、スイートルームにも泊まれるということで申し込みました。
 ところが、結果は惨憺(さんたん)たるもの。到着が遅れ、美術館には寄れず、ダブルブッキング(二重予約)のためスイートルームにも泊まれませんでした。最終日は予定の飛行機に間に合わず、帰国は一日遅れ。
 一体この怒りはだれに責任を取ってもらえば良いのでしょうか。

主婦、32歳

 

出典:毎日新聞 平成12年5月30日朝刊
La Femme~ラ・ファム~連載

 

 ご相談の内容をみると、旅行トラブルでお二人が受けた損害をいくらと評価できるのか、主催した業者にすべて責任を問えるのか、などの点が法律的な問題になると思われます。
 平成7年に改正された「旅行業法」と「標準旅行業約款」(運輸省の作ったモデルで、多くの旅行業者がほぼそのまま採用しています。)では、旅行で発生するトラブルに関して相当部分は旅行に参加した人を保護する内容になっています。

 

 旅行業者とツアー参加者間の契約にあたる約款によると、パック旅行(「主催旅行」と言います。)の場合、契約内容の変更があれば、旅行者は、旅行業者から、責任があるかないかにかかわらず、所定の補償を受けることができます(約款25条「旅程保証」と言います。)。

 

 具体的には、旅行業者は、旅行代金について、旅行開始日・旅行終了日の変更については3%、入場する観光地・施設や目的地、運送機関の等級など、運送機関の種類・会社名、ホテル等の種類・名称、客室の種類・設備・景観などの変更についてはそれぞれ2%の変更補償金を支払わなければならないとされています(ツァー・タイトルに記載があった事項については5% なお、旅行開始日の前日までに通知がされた場合には、率が半分になります。)。
 そして、契約内容の変更ごとにポイントを合算し、最大15%まで補償されることとされています。
 ご相談の場合であれば、最低でも旅行代金の9%の返還を受けることができると考えられます。

 

 なお、運輸大臣の指定を受けた業界団体が、苦情の解決にあたっており、トラブルが発生した場合相談するとよいでしょう。(社)日本旅行業協会と(社)全国旅行業協会があります。

 

 ◎ 社団法人 全国旅行業協会     http://www.anta.or.jp/
 ◎ 社団法人 日本旅行業協会         http://www.jata-net.or.jp/


 

 


弁護士、法律相談、まずはお気軽にお問合せください。
札幌市,小樽市,岩見沢市,苫小牧市,千歳市,室蘭市,旭川市,函館市,北見市,帯広市,網走市,釧路市,稚内市,根室市,富良野市,名寄市,留萌市,紋別市, その他の北海道内の市町村,その他の北海道内の市町村,近隣各県



無料法律相談24時間受付中

前田法律事務所

〒060-0061
札幌市中央区南1条西11-1
コンチネンタルビル9階
地下鉄東西線「11丁目」
2番出口徒歩45秒

メルマガ

HBC・北海道放送 北のビジネス
最前線に出演いたしました。

何かがある前に知っておくべき法律相談
採用情報