[自己破産・個人事業主]67歳・男性 - 札幌弁護士|前田尚一法律事務所
[自己破産・個人事業主]67歳・男性 - 札幌弁護士|前田尚一法律事務所
謹啓 梅雨明け、夏も盛りの季節となってまいりました。
前田先生、始め事務方の皆様にはますますのご清栄のこととお慶び申し上げます。
私共は妻と二人暮らしです。子供達は娘二人は嫁いでしまい、長男は◯◯に勤務し高一年生の長男坊と妻の三人で生活をしております。みんな市内在住なので何かにつけては行き来しております。
先日、先生より封書を頂き驚いております。同時に15年前の事件に自分なりに回想してみました。忘れた部分もございます。
当時の私は50歳で仕事もバリバリと熟していたし、良き仲間もいて仕事を回したりしてけっこう働いた方でした。
平成6年2月に額面100万円の融通手形を振出した先の友人が手形の決済をしないで姿を消した。銀行からは午後3時過ぎに残高不足の連絡があったきりです。
当時私には金を工面するすべがなく、借入れが出来る所から借りまくりました。
もうその時は、妻の言葉や廻りの者からの助言など私の耳には入らなかった。その結果どんどん奈落の底へと落ちていった。その時に銀行の冷淡さも知りました。そして私自身が多重債務者になっていました。
打開策もなく日、日だけが過ぎていきました。忘れもしません、平成6年6月の暑い日でした。私は思い切って前田先生の事務所に相談に行きました。
疲れ切った私を見て先生に目(直感)でこの依頼者は商売にならないと映ったでしょうね。それでも先生は何時間も相談にのってくれたのです。色々な話をしている中で、家族を護らなければ男でない言葉に自分の心の中に染み入るご意見と貴重なお話を頂いて、私自身闇の中に一筋の光明を見出した思いでした。
私は法律のことは全く無知でした。裁判所に入廷するのも初めてで、心中穏やかではなかった。民事訴訟でしたが何回も審議され、その結果会社は破産宣告となり、その後、数日を経て、自己破産と免責の決定を受けました。
先生と何度も裁判所に通ったりして、私は先生に信頼と親しみを持つようになりました。そして、先生から全て解決しましたよ。と言われた時は、感謝の一念にたえませんでした。皆様には多大なるご迷惑をおかけしましたが、同時に妻・子供達に安心させられると思うと涙が出てしまいました。事件が終わったといっても5年位は大変でした。
ブラック・リストに載っているため、大きな会社は全て不採用でした。腕と各免許があっても、会社勤めも、材料も買えず落ち込んでいた時も、仲間からは助けられました。最低でも家族が食べる位の生活費を働かせてもらいました。私は今67歳になり、年金とパート収入で妻と柴犬(ビビ)三人で暮らしております。ご無沙汰ばかりの私共に前田先生からは何時もお言葉を受け賜りありがとうございます。
8月に入り暑さも一段と厳しくなります。前田先生と皆々様のご健康をお祈り申し上げます。
先生とはUHBのテレビでお目にかかれる日を楽しみにしております。
前田法律事務所
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HBC・北海道放送 北のビジネス
最前線に出演いたしました。