離婚という事態は一つの事柄ですから、夫、妻にかかわらず、紛争、解決すべき事項は、基本的には共通するものです。
しかし、男性側からのご依頼というと、現況において、別居中にそっとお子様の運動会を見に行ったとか、奥様が、奥様名義に加えお子様名義で預金していた中で、さらに財産分与を求められたとか、なかなかパターンどおりといえない場面がしばしばみられます。
一律にというわけではありませんが、男性の場合、ご自身では到底納得できないといった事情が様々であり、その点個別具体な点で、どのように対峙するかを、法律的、感情的な両側面から、「引く、引かない」を細心、慎重に検討していく必要がある場合が、多いように感じられます。
ただ、こういった様々な事情を敢えてまとめると、男性側において、事女性側と違った視点から深掘りして検討することが多い事項は、次の点です。
① 離婚の可否。男性の場合、少なからず、女性の場合と違った動機や、動機の比重が異なることがあります。
② 財産分与、慰謝料などの財産的給付の過大請求に対する対処
③ お子様の親権をどうするか。
これらは、時代が大きく変わる現在でも、これまでの、夫婦、家族をとりまく経済的、社会的状況、習慣などを反映して、そう簡単には解決できない事項です。
離婚に関わる紛争、トラブルに直面すると、どうしても、感情面が先行することに加え、実際の法律の適用・運用とは違った自分本意の法律判断をしがちです。
男性の方で離婚や親権問題についてお悩みの方は気軽に弁護士までご相談ください。