札幌の弁護士「前田尚一法律事務所」です。 一つ目のルールである形式的効力の原理は、たとえば法律と政令、法律と条令など、 異なる法令の間で矛盾を生じさせないために認められています。 先ほども説明したとおり、形式的効力の原理とは、 それぞれの法令の種類に効力の上下をつけ、 上位の法令の効力が下位の法令の効力に優先するというルールです。 したがって、上位の法令に違反する下位の法令の効力は否定することになります。 このルールによって、日本の法令は憲法を頂点とするピラミッド型の段階構造を 形成していることになります。 それぞれの法令を紹介する際に形式的効力についても触れてきましたが、 法令間の上下関係を確認しておいて下さい
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裁判のルールという観点からは,
「裁判での勝敗と意外な裁判所のルール」
(「立証責任」と「証明責任」、「悪魔の証明」)
実際の裁判官の判断プロセスに関心がある方は,
「裁判官の先入感、偏見、独断との闘い」
裁判に負けるタイプという視点からは,
「裁判に〝負ける〟方法」
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